ボクもがんばる
毎朝のルーティン園庭ジョギングの一団の中にH君の姿も。集団に合流しながら置いていかれることもなくしっかりついていっていることに驚いた。お兄ちゃんがいるので家でも明日の本番のことが話題になって奮起したのかもしれない。それに、「頑張りカード」なるものがあって、マラソンの部と縄跳びの部がある。マラソンの場合だと10周すると大きな青いシールが1つもらえる。そんなことも刺激になって「ぼくもがんばる!」となったのかもしれない。H君の未来に栄光あれ!
現実は厳しい
こんな子供たちの姿に触れることができる毎日は平和そのものだ。しかし、子どもたちを取り巻く日本の現実は手放しで喜べない。29年度の登校拒否の子どもたちは14万人にも上るという。さらに、同年度の児童相談所対応件数はやはり13万件を優に越したというではないか。こちらは、先進国で最悪。国連人権員会から何とかしてもらいたいと厳しい注文がついたほどだ。初動体制というか子どもにじかに触れる家庭の問題と言っても、我が子を手にかけるような親になる資格のない人々をどう取り締まればいいのか。
打つ手はある
取り締まることはできないが、打つ手はある。どんなに貧しくても子どもを産み育てる環境を国が整備することではないか。教育医療費の無償化は喫緊の課題かと思う。教育の無償化は始まるが、医療費も無償とし、一人生むごとに国から報償金が支給され、子どもを産めば生むほど豊かになる施策がなされるなら少子高齢化も解消する。こうすることで、親の情緒も安定して子どもを疎ましく思うこともなくなる。名案だと思うのだが。