総論賛成でも
NIMBY(多分二ンビーと読む?)はNot In My Back Yardの略で「うちの裏庭ではだめ」という意味らしい。初めて目にした言葉なので使いこなしていないが、「総論賛成各論反対」みたいなことか。東京あたりは待機児童が多いので保育園の増設が求められているという。しかし、特に閑静な住宅地では住民の反対で新設が難しいらしい。送迎の車で混雑する上に保育園から流れるスピーカーの音がうるさいなどの理由からだという。「保育園の必要は認めるとしても、うちの庭先にはゴメン」ということになるわけでボクにはよく分からない。元気な子供たちを毎日眺めることができれば元気も出ると思うのだが。
みんなで育てる環境こそ
日本カトリック幼児教育連盟から毎月届く機関誌のタイトルは「光りの子」。3月のテーマは「芽」となっていて見開はエッセイの欄で「まなざし」のタイトルがついている。幼稚園や保育園の先生たちが執筆している。最後の2頁は「みんなの掲示板」になっていて、子どもたちをめぐって誰もが自由に書くことができる。こんなふうにみんなで子どもたちを暖かいまなざしで見守りながら育てようと心ひとつに頑張っている様子が手に取るように分かって楽しくなる。そして、見ず知らずの人ばかりなのに、みんなが同じ志を持った仲間に思えてくるから不思議だ。それも、子供の持つ不思議な魅力のせいだだと思う。それなのに、上記のNIMBYの記事には水をさされたようで暗澹とした気持ちになってしまった。